古典 春の里の雪 ゆきのふりけるをよめる きのつらゆき かすみたちこのめもはるのゆきふれははななきさともはなそちりける (9) 霞立ち木の芽もはるの雪降れば花無き里も花ぞ散りける 「霞が立ち木の芽も張る春。その春に雪が降るので、まだ花の咲かない里も花が散る... 2021.05.04 古典
古典 第六段 子を持つな わが身のやんごとなからんにも、まして数ならざらんにも、子といふ物無くてありなん。 前中書王(さきのちゅうしょおう)・九条太政大臣(くじょうのだじょうだいじん)・花園左大臣(はなぞののさだいじん)、みな族(ぞう)絶えん事をねがひ給へり。染殿大... 2021.05.03 古典
古典 藤原高子のめぐみ 二条のきさきのとう宮のみやすんところときこえける時、正月三日おまへにめしておほせことあるあひたに、日はてりながら雪のかしらにふりかかりけるをよませ給ひける 文屋やすひて はる... 2021.05.01 古典