古典 《女の餞》 きのむねさたかあつまへまかりける時に、人の家にやとりて暁いてたつとてまかり申ししけれは、女のよみていたせりける よみ人しらす(377)えそしらぬいまこころみよいのちあらはわれやわするるひとやとはぬとえぞ知らぬ今試みよ命あらば我や忘るる人や訪... 2023.04.29 古典
古典 《女の未練》(別解) ひたちへまかりける時に、ふちはらのきみとしによみてつかはしける 寵(ちょう・うつく)あさなけにみへききみとしたのまねはおもひたちぬるくさまくらなり(376)常陸の国に下った時に、藤原公利に詠んでやった歌。いつも逢うことのできる公利様だと、... 2023.04.29 古典
古典 《女の思いやり》 ひたちへまかりける時に、ふちはらのきみとしによみてつかはしける 寵(ちょう・うつく)あさなけにみへききみとしたのまねはおもひたちぬるくさまくらなり(376)朝な日に見べききみとし頼まねばおもひたちぬる草枕なり「常陸に下った時に、藤原公利に... 2023.04.28 古典