2024-06

古典

《女の激情》

題しらす よみ人しらす まてといははねてもゆかなむしひてゆくこまのあしをれまへのたなはし (739) 待てと言はば寝ても行かなむ強ひて行く駒の脚折れ前の棚橋 「題知らず 詠み人知らず 待てと言ったら、寝ても行って欲しい。無理に行く馬の脚を折...
古典

《せつない女心》

題しらす よるかの朝臣 たまほこのみちはつねにもまとはなむひとをとふともわれかとおもはむ (738) 玉桙の道は常にも惑はなむ人を訪ふとも我かと思はむ 「題知らず 因香の朝臣 道はいつも間違えてほしい。他の人を訪ねても私かと思うだろう。」 ...
古典

《恋の形見》

返し 近院の右のおほいまうちきみ いまはとてかへすことのはひろひおきておのかものからかたみとやみむ (737) 今はとて返す言の葉拾ひ置きて己がものから形見とや見む 「返し 近院の右大臣 今はと言って返す言葉を拾い置いて自分のものながら形見...