古典 《男心をそそる花》 ものへまかりけるに、人の家にをみなへしうゑたりけるを見てよめる 兼覧王(かねみのおほきみ) をみなへしうしろめたくもみゆるかなあれたるやとにひとりたてれは (237) 女郎花後ろめたくも見ゆるかな荒れたる宿に一人立てれば 「あるところへ行... 2022.10.18 古典
古典 第二百二十三段 幼名の由来 たづの大臣殿(おほいどの)は、童名(わらはな)たづ君なり。鶴を飼ひ給ひけるゆゑにと申すは僻事なり。 たづの大臣殿:内大臣藤原基家。1280年没。『続古今和歌集』の撰者の一人。 「たづの大臣殿は、幼名がたづ君である。鶴をお飼いになっていたから... 2022.10.17 古典
古典 《恋を連想させる花》 朱雀院のをみなへしあはせによみてたてまつりける たたみね ひとりのみなかむるよりはをみなへしわかすむやとにうゑてみましを (236) 一人のみながむるよりは女郎花我が住む宿に植ゑて見ましを 「朱雀院の女郎花合わせに詠んで、献上した 忠岑 ... 2022.10.15 古典