古典 《霜の儚さ》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり わかやとのきくのかきねにおくしものきえかへりてそこひしかりける (564) 我が宿の菊の垣根に置く霜の消えかへりてぞ恋しかりける 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 我が宿の菊の垣根に置く霜のよ... 2023.12.04 古典
古典 《触覚に訴える》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり ささのはにおくしもよりもひとりぬるわかころもてそさえまさりける (563) 笹の葉に置く霜よりもひとりぬる我が衣手ぞ冴え勝りける 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 笹の葉に置く霜よりも一人寝る... 2023.12.02 古典
古典 《恋心の鼓動》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり ゆふされはほたるよりけにもゆれともひかりみねはやひとのつれなき (562) 夕されば蛍より異に燃ゆれども光見ねばや人のつれなき 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 夕方になると蛍よりいっそう燃え... 2023.12.01 古典