山川 信一

古典

《秋の夜更け》

題しらす よみ人しらす さよなかとよはふけぬらしかりかねのきこゆるそらにつきわたるみゆ (192) さ夜中と夜は更けぬらし雁が音の聞こゆる空に月渡る見ゆ 「もう真夜中になって夜はすっかり更けてしまったらしい。雁の鳴き声が聞...
古典

第百七十六段  黒戸の謂われ

黒戸は、小松御門位につかせ給ひて、昔ただ人におはしましし時、まさな事せさせ給ひしを忘れ給はで、常にいとなませ給ひける間なり。御薪(みかまぎ)にすすけたれば、黒戸といふとぞ。 黒戸:内裏の清涼殿の萩戸。 ただ人:天皇・皇族・摂政・関白...
古典

《明るい秋の月》

題しらす よみ人しらす しらくもにはねうちかはしとふかりのかすさへみゆるあきのよのつき (191) 白雲に羽うちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月 「白雲に羽を交えて飛ぶ雁の数まで見える秋の夜の月の明かるさ。」 「...
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