古典 《技巧を凝らす》 題しらす 大江千里けさはしもおきけむかたもしらさりつおもひいつるそきえてかなしき (643)今朝はしもおきけむ方も知らざりつ思ひ出づるぞ消えて悲しき「今朝は霜が置いたことも、いつ起きただろうかも知らなかった。思い出すと心も消え入って悲しいこ... 2024.03.08 古典
古典 《男の気遣い》 題しらす よみ人しらすたまくしけあけはきみかなたちぬへみよふかくこしをひとみけむかも (642)玉櫛笥明けば君が名立ちぬべみ夜深く来しを人見けむかも「題知らず 詠み人知らず夜が明けたらあなたの浮き名が立つに違いないから夜遅く帰って来たのを人... 2024.03.07 古典
古典 《暁の郭公》 題しらす よみ人しらすほとときすゆめかうつつかあさつゆのおきてわかれしあかつきのこゑ (641)郭公夢か現か朝露の起きて別れし暁の声「題知らず 詠み人知らず郭公は夢なのか現実なのか。朝露が置く朝に起きて別れた暁の声は。」「朝露のおきて」の「... 2024.03.06 古典