古典 《触覚に訴える》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり ささのはにおくしもよりもひとりぬるわかころもてそさえまさりける (563) 笹の葉に置く霜よりもひとりぬる我が衣手ぞ冴え勝りける 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 笹の葉に置く霜よりも一人寝る... 2023.12.02 古典
古典 《恋心の鼓動》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり ゆふされはほたるよりけにもゆれともひかりみねはやひとのつれなき (562) 夕されば蛍より異に燃ゆれども光見ねばや人のつれなき 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 夕方になると蛍よりいっそう燃え... 2023.12.01 古典
古典 《恋という火》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり よひのまもはかなくみゆるなつむしにまよひまされるこひもするかな (561) 宵の間も儚く見ゆる夏虫に迷ひ勝れる恋もするかな 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 宵の間も儚く見える夏虫に迷いは負け... 2023.11.30 古典