古典

第二百十五段  よい酒の飲み方

 平宣時朝臣、老の後、昔語りに、「最明寺入道、ある宵の間に呼ばるる事ありしに、『やがて』と申しながら、直垂のなくてとかくせしほどに、又使来りて、『直垂などのさぶらはぬにや。夜なれば異様なりともとく」とありしかば、萎えたる直垂、うちうちのまま...
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《旅に誘う花》

是貞のみこの家の歌合のうた としゆきの朝臣 あきののにやとりはすへしをみなへしなをむつましみたひならなくに (228) 秋の野に宿りはすべし女郎花名を睦ましみ旅ならなくに 「是貞親王の家の歌合わせの歌  敏行朝臣 秋の野...
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第二百十四段  恣意的な当て字

 想夫恋(そふれん)といふ楽は、女、男を恋ふる故の名にはあらず。本は相府蓮、文字の通へるなり。晋の王倹、大臣として、家に蓮を植ゑて愛せし時の楽なり。これより大臣を蓮府といふ。廻忽(かいこつ)も廻鶻なり。廻鶻国とて、夷の、こはき国あり。その夷...
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