古典 《女の思い》 題しらす 寵しののめのわかれををしみわれそまつとりよりさきになきはしめつる (640)東雲の別を惜しみ我ぞまづ鳥より先に泣き始めつる「題知らず 寵東雲の別れが惜しいので、私がまず鳥より先に泣き始めてしまった。」「(別れ)を(惜し)み」は、「... 2024.03.05 古典
古典 《雨に濡れても》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた としゆきの朝臣あけぬとてかへるみちにはこきたれてあめもなみたもふりそほちつつ (639)明けぬとて帰る道には扱き垂れて雨も涙も降り濡ちつつ「寛平御時の后の宮の歌合の歌 敏行の朝臣明けてしまったと言って帰る道に... 2024.03.04 古典
古典 《後朝の機微》 題しらす 藤原国経朝臣あけぬとていまはのこころつくからになといひしらぬおもひそふらむ (638)明けぬとて今はの心つくからになど言ひ知らぬ思ひ添ふらむ「題知らず 藤原国経朝臣明けてしまうということでお別れの心が付くと直ぐに、なぜ言いようのな... 2024.03.02 古典