2023-04

古典

《栄転》

さたときのみこの家にて、ふちはらのきよふかあふみのすけにまかりける時に、むまのはなむけしける夜よめる きのとしさた けふわかれあすはあふみとおもへともよやふけぬらむそてのつゆけき (369) 今日別れ明日はあふみと思へども夜や更けぬらむ袖の...
古典

《子との別れ》

をののちふるかみちのくのすけにまかりける時に、ははのよめる をののちふるの母 たらちねのおやのまもりとあひそふるこころはかりはせきなととめそ (368) たらちねの親のまもりと合ひ添ふる心ばかりはせきな止めそ 「小野千古が陸奥の国の介に下っ...
古典

《心は共に》

題しらす よみ人しらす かきりなきくもゐのよそにわかるともひとをこころにおくらさむやは (367) 限りなき雲ゐのよそに別るとも人を心におくらさむやは 「限りない雲の彼方に別れても人を心に残し置こうか。」 「(おくらさ)むやは」の「む」は、...