古典 《思い出に誘う花》 題しらす よみ人しらす はるさめににほへるいろもあかなくにかさへなつかしやまふきのはな (122) 春雨に匂へる色も飽かなくに香さへ懐かし山吹の花 「春雨が降る中に美しく咲く色も飽きないのに、香りまでもが懐かしい。山吹の花は。」 「飽かなく... 2022.01.22 古典
古典 第百九段 油断大敵 高名の木登りといひしをのこ、人をおきてて、高き木に登せて梢を切らせしに、いと危ふく見えしほどは言ふ事もなくて、おるるときに軒長ばかりになりて、「あやまちすな。心しておりよ」と言葉をかけ侍りしを、「かばかりになりては、飛びおるるともおりなん。... 2022.01.21 古典
古典 《山吹の花の存在感》 題しらす よみ人しらす いまもかもさきにほふらむたちはなのこしまのさきのやまふきのはな (121) 今もかも咲き匂ふらむ橘の小島の崎の山吹の花 橘の小島の崎:京都府宇治市、宇治川にかかる宇治橋の下流の州崎。「平等院の丑寅、橘の小島が崎より武... 2022.01.20 古典