「わが国の男女は恋愛することが、下手なのである」。菊池寛は昭和初期、『恋愛と結婚の書』を著した。その半世紀前、福沢諭吉は『男女交際論』で、日本の近代化には男女の自由交際が必要だと説いている。・・・「恋人がほしいですか」。内閣府が数年前、20代と30代の男女約2千人に尋ねたところ、欲しくないという答えが4割近かった。最も多かった理由は「恋愛が面倒」。
これを読むと、私が4月20日に書いた「人はなぜ恋愛ドラマを必要としているのか」は、私の仮説が正しいように思われる。『伊勢物語』からも多くのことが学べる。それが何であれ、個人が一から始めるのには限界がある。まず先人の知恵から学んだ方がいいに決まっている。恋愛だってそうなのだ。
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