2023-04

古典

《糟糠の妻》

題しらす よみ人しらす/このうたは、ある人、つかさをたまはりてあたらしきめにつきてとしへてすみける人をすててたたあすなむたつとはかりいへりける時に、ともかうもいはてよみてつかはしける  からころもたつひはきかしあさつゆのおきてしゆけはけぬへ...
古典

《別れの屁理屈》

あふさかにて人をわかれける時によめる なにはのよろつを あふさかのせきしまさしきものならはあかすわかるるきみをととめよ (374) 逢坂の関し正しきものならば飽かず別るる君を留めよ 「逢坂で人を送って別れた時に詠んだ 難波万雄 逢坂の関が本...
古典

《更に親しい友との別れ》

あつまの方へまかりける人によみてつかはしける いかこのあつゆき おもへともみをしわけねはめにみえぬこころをきみにたくへてそやる (373) 思へども身をし分けねば目に見えぬ心を君にたぐへてぞやる 「東国地方へ下った人に詠んでやった 伊香淳行...