2023-02

古典

《秋の帰り道》

おなしつこもりの日よめる みつね みちしらはたつねもゆかむもみちはをぬさとたむけてあきはいにけり(313) 道知らば訪ねも行かむ紅葉葉を幣と手向けて秋は往にけり 「同じ月末の日詠んだ  躬恒 道をもし知るなら、訪ねても行きましょう。紅葉葉を...
古典

《暮れゆく秋》

なか月のつこもりの日大井にてよめる つらゆき ゆふつくよをくらのやまになくしかのこゑのうちにやあきはくるらむ(312) 夕月夜小倉の山に鳴く鹿の声の内にや秋は暮るらむ 「九月の末日に大井で詠んだ  貫之 夕月が掛かる小倉山に鳴く鹿の声の中に...
古典

《秋のとまり》

秋のはつる心をたつた河に思ひやりてよめる  つらゆき としことにもみちはなかすたつたかはみなとやあきのとまりなるらむ(311) 年毎に紅葉葉流す竜田河湊や秋のとまりなるらむ 「秋が果てる心を竜田河に思いをやって詠んだ  貫之 年毎に紅葉の葉...