古典 《行く秋》 秋のうた かねみの王 たつたひめたむくるかみのあれはこそあきのこのはのぬさとちるらめ (298) 竜田姫手向くる神のあればこそ秋の木の葉の幣と散るらめ 「秋の歌 兼覧王 竜田姫を手向ける神があるからこそ秋の木の葉が幣のように散っているのだろ... 2023.01.27 古典
古典 《期待外れ》 北山に紅葉をらむとてまかれりける時によめる つらゆき みるひともなくてちりぬるおくやまのもみちはよるのにしきなりけり (297) 見る人もなくて散りぬる奥山の紅葉は夜の錦なりけり 「北山で紅葉を折ろうとして行った時に詠んだ 貫之 見る人... 2023.01.26 古典
古典 《秋との一体感》 これさたのみこの家の歌合のうた たたみね かみなひのみむろのやまをあきゆけはにしきたちきるここちこそすれ (296) 神奈備の御室の山を秋行けば錦裁ち切る心地こそすれ 「神が鎮座する御室の山を秋に行くと、錦を裁ち切る心地がするが・・・。」 ... 2023.01.25 古典