古典 《山吹の花の存在感》 題しらす よみ人しらす いまもかもさきにほふらむたちはなのこしまのさきのやまふきのはな (121) 今もかも咲き匂ふらむ橘の小島の崎の山吹の花 橘の小島の崎:京都府宇治市、宇治川にかかる宇治橋の下流の州崎。「平等院の丑寅、橘の小島が崎より武... 2022.01.20 古典
古典 第百八段 寸暇を惜しむべし 寸陰惜しむ人なし。これよく知れるか、愚かなるか。愚かにして怠る人のために言はば、一銭軽しといへども、是をかさぬれば、貧しき人を富める人となす。されば、商人の一銭を惜しむ心、切なり。刹那覚えずといへども、これを運びてやまざれば、命を終ふる期、... 2022.01.19 古典
古典 《我が家の藤自慢》 家にふちの花のさけりけるを人のたちとまりて見けるをよめる みつね わかやとにさけるふちなみたちかへりすきかてにのみひとのみるらむ (120) 我が宿に咲ける藤波立ち帰り過ぎかてにのみ人の見るらむ 「我が家に藤の花が咲いているのを人が立ち止ま... 2022.01.18 古典