おなじところ 古典 X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2020.10.19 五日、かぜなみやまねばなほおなじところにあり。ひとびとたえずとぶらひにく。 六日、きのふのごとし。 五日、風浪止まねば猶同じ所に在り。人々絶えず訪ひに来。 六日、昨日の如し。 問 この両日の記述からどんなことがわかるか、答えなさい。
コメント
欠航続きでもう、うんざり、書く気にもならない。
一刻も早く京に帰りたい気持ちで屋敷を後にし、出来ることなら京でお正月を迎えたいくらいだったでしょうに、こんな所で来客の応対に追われている。もはや別れを惜しんで訪れる、という時期でもなく「足止めを食らってお気の毒」と客は顔見せに来てくれるのでしょうけれど、自分は何の為にここで接待しているのだろう?という気持ちになって来ているのではないでしょうか。
荒天で足止めされているのに来客の足は引きも切らず。これしか書かれていないあたり、足止めの退屈凌ぎにと旅人の慰めになる様な楽しみを持ち込んでくれる人はいなかったようですね。
おっしゃるとおりです。書き手たちの思いが生き生きと想像できていますね。
来客が絶えないころから、とても慕われていたことがわかります。
これほど長い間足止めされるとは思ってもみなかったでしょう。毎日来客の対応ばかりで、これと言った刺激もありません。
「こんなはずではなかったのに・・・。」という思いでいっぱいだったのではないでしょうか。、