四十以後の人、身に灸を加へて三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。
三里:膝頭の下の外側の少しくぼんだ部分。
「四十以降の人は、体に灸をすえて三里を焼かないと、のぼせることがある。必ず灸をすえるべきだ。」
これは自身の経験に基づいていようだ。この時、兼好は四十歳を過ぎていたのだろう。松尾芭蕉の『奥の細道』の「三里に灸すゆるより」は、これを踏まえているのかも知れない。
四十以後の人、身に灸を加へて三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。
三里:膝頭の下の外側の少しくぼんだ部分。
「四十以降の人は、体に灸をすえて三里を焼かないと、のぼせることがある。必ず灸をすえるべきだ。」
これは自身の経験に基づいていようだ。この時、兼好は四十歳を過ぎていたのだろう。松尾芭蕉の『奥の細道』の「三里に灸すゆるより」は、これを踏まえているのかも知れない。
コメント
あら、今度は具体的にお薦めしてますね。言い切っているし。
ちなみに『奥の細道』は、古人を連衆に見立てた俳諧仕立てになっていますから、ここでは兼好を引っ張り出したのでしょう。兼好もそんな使われ方とするとは、驚きでしょう。