古典 《不安の解消》 返し なりひらの朝臣かきくらすこころのやみにまよひにきゆめうつつとはよひとさためよ (646)掻き暗す心の闇に迷ひにき夢現とは世人定めよ「返し 業平の朝臣私を暗くする心の闇に迷ってしまった。夢が現かとは、世人が決めなさい。」「(迷ひ)にき」... 2024.03.12 古典
古典 《禁忌の恋》 業平朝臣の伊勢のくににまかりたりける時、斉宮なりける人にいとみそかにあひて又のあしたに人やるすへなくて思ひをりけるあひたに、女のもとよりおこせたりける よみ人しらすきみやこしわれやゆきけむおもほえすゆめかうつつかねてかさめてか (645)君... 2024.03.11 古典
古典 《共に夢を見る》 人にあひてあしたによみてつかはしける なりひらの朝臣ねぬるよのゆめをはかなみまとろめはいやはかなにもなりまさるかな (644)寝ぬる夜の夢を儚み微睡めばいやはかなにも成り勝るかな「人に逢って朝に詠んでやった 業平の朝臣あなたと寝た夜の夢が儚... 2024.03.09 古典