古典 《高嶺の桜》 ひえにのほりてかへりまうてきてよめる つらゆき やまたかみみつつわかこしさくらはなかせはこころにまかすへらなり (87) 山高み見つつ我が来し桜花風は心に任すべらなり 山高み:「み」は、一般に原因理由を表すと言われている。「・・・がので」。... 2021.11.02 古典
古典 第七十四段 説得力のある文体 蟻のごとくに集まりて、東西に急ぎ南北に走(わし)る。高きあり、賤しきあり。老いたるあり、若きあり。行く所あり、帰る家あり。夕(ゆうべ)に寝(い)ねて朝(あした)に起く。営む所何事ぞや。生(しょう)を貪り、利を求めてやむ時なし。身を養ひて何事... 2021.11.01 古典