2020-12

古典

土佐の泊まりに

廿八日、よもすがらあめやまず。けさも。 廿九日、ふなねいだしてゆく。うらうらとてりてこぎゆく。つめのいとながくなりにたるをみてひをかぞふれば、けふは子日なりければきららず。むつきなれば京のねのひのこといひいでゝ、こまつもがなといへどうみなか...
古典

子の日の歌

廿八日、よもすがらあめやまず。けさも。 廿九日、ふなねいだしてゆく。うらうらとてりてこぎゆく。つめのいとながくなりにたるをみてひをかぞふれば、けふは子日なりければきららず。むつきなれば京のねのひのこといひいでゝ、こまつもがなといへどうみなか...
古典

漢詩から和歌へ

廿七日、かぜふきなみあらければふねいださず。これかれかしこくなげく。をとこたちのこころなぐさめに、からうたに「ひをのぞめばみやことほし」などいふなることのさまをききて、あるをんなのよめるうた、 「ひをだにもあまぐもちかくみるものをみやこへと...