古典

李徴の自尊心

隴西《ろうさい》の李徴《りちょう》は博学|才穎《さいえい》、天宝の末年、若くして名を虎榜《こぼう》に連ね、ついで江南尉《こうなんい》に補せられたが、性、狷介《けんかい》、自《みずか》ら恃《たの》むところ頗《すこぶ》る厚く、賤吏《せんり》に甘...
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山月記    中島敦

年度が替わりました。昨年は新型コロナウイルス肺炎が世界的に流行しました。まだ完全には治まっていません。今では、自粛の生活を強いられることはなくなりました。しかし、これを機に何かが変わりました。以前とは、社会の原理がどこか違います。たとえば、...
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下人のその後

下人の行方は、誰も知らない。  美鈴がトリになった。最後の一文だ。どんな風にまとめるのかな?「実は、この文は初め「下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ強盗を働きに急ぎつゝあつた。」となっていました。それをこう書き改めました。その理由は何でし...