古典 わびしい元日 元日、なほおなじとまりなり。白散をあるものよのまとてふなやかたにさしはさめりければ、かぜにふきならさせてうみにいれてえのまずなりぬ。いもしあらめもはがためもなし。かやうのものもなきくになり。もとめもおかず。ただおしあゆのくちをのみぞすふ。こ... 2020.10.13 古典
古典 「元日」の押鮎 元日、なほおなじとまりなり。白散をあるものよのまとてふなやかたにさしはさめりければ、かぜにふきならさせてうみにいれてえのまずなりぬ。いもしあらめもはがためもなし。かやうのものもなきくになり。もとめもおかず。ただおしあゆのくちをのみぞすふ。こ... 2020.10.11 古典
古典 この日記の性格 廿九日、・・・。 元日、・・・。 『土佐日記』は、フィクションであることが随所でわかるように書かれている。しかし、そのことを伝えながらも、反面真実味を加えることも忘れてはいない。それがこの日のことを何も書かなかった理由である。この日は、誰も... 2020.10.10 古典