古典 日常の場における歌 十日、けふはこのなはのとまりにとまりぬ。 十一日、あかつきにふねをだしてむろつをおふ。ひとみなまだねたればうみのありやうもみえず、ただつきをみてぞにしひんがしをばしりける。かゝるあひだにみなよあけててあらひ、れいのことどもしてひるになりぬ。... 2020.11.03 古典
古典 那波から室津へ 十日、けふはこのなはのとまりにとまりぬ。 十一日、あかつきにふねをだしてむろつをおふ。ひとみなまだねたればうみのありやうもみえず、ただつきをみてぞにしひんがしをばしりける。かゝるあひだにみなよあけててあらひ、れいのことどもしてひるになりぬ。... 2020.11.02 古典
古典 船旅初日 かくて宇多のまつばらをゆきすぐ。そのまつのかずいくそばく、いくちとせへたりとしらず。もとごとになみうちよせえだごとにつるぞとびかふ。おもしろしとみるにたへずしてふなびとのよめるうた、 「みわたせばまつのうれごとにすむつるはちよのどちとぞおも... 2020.10.31 古典