古典

歌のあり方

廿二日、よんべのとまりよりことゞまりをおひてぞゆく。はるかにやまみゆ。としここのつばかりなるをのわらは、としよりはをさなくぞある。このわらは、ふねをこぐまにまに、やまもゆくとみゆるをみて、あやしきこと、うたをぞよめる。そのうた 「こぎてゆく...
古典

子どもと大人の歌

廿二日、よんべのとまりよりことゞまりをおひてぞゆく。はるかにやまみゆ。としここのつばかりなるをのわらは、としよりはをさなくぞある。このわらは、ふねをこぐまにまに、やまもゆくとみゆるをみて、あやしきこと、うたをぞよめる。そのうた 「こぎてゆく...
古典

いづれか歌を詠まざりける

廿一日、うのときばかりにふなです。みなひとびとのふねいづ。これをみればはるのうみにあきのこのはしもちれるやうにぞありける。おぼろげの願によりてにやあらむ、かぜもふかずよきひいできてこぎゆく。このあひだにつかはれむとて、つきてくるわらはあり。...