古典

古典

活用形 ~質問に答えて~

活用語(動詞・形容詞・形容動詞・助動詞のこと)には、次に来る語に従って語が6つの形に変化する。意味は同じで形が違う。それを活用と言う。(厳密に言うほどややこしくなるけれど、現代語なら普段普通に使っている。それを応用すればいい。)      ...
古典

第五段 その二 ~恋と政治~

人しれぬわが通ひ路の関守はよひよひごとにうちも寝ななむとよめりければ、いといたう心やみけり。あるじ許してけり。  二条の后に忍びて参りけるを、世の聞えありければ、兄たちの守らせたまひけるとぞ。 「とよめりければ」とある。これは、そう詠んであ...
古典

第五段 その一 ~諦めない男~

昔、男ありけり。東の五条わたりに、いと忍びていきけり。みそかなる所なれば、かどよりもえ入らで、わらはべの踏みあけたるついひぢの崩れより通ひけり。人しげくもあらねど、たび重なりければ、あるじ聞きつけて、その通ひ路に、夜ごとに人をすゑて守らせけ...