古典 《死ぬなら一緒に》 心地そこなへりけるころ、あひしりて侍りける人のとはで心地おこたりてのち、とへりければ、よみてつかはしける 兵衛 してのやまふもとをみてそかへりにしつらきひとよりまつこえしとて (789) 心地損なへりける頃、逢ひ知りて侍りける人の訪はで心地... 2024.08.28 古典
古典 《秋の気付き》 題しらす 源宗于朝臣 つれもなくなりゆくひとのことのはそあきよりさきのもみちなりける (788) つれもなくなりゆく人の言の葉ぞ秋より前の紅葉なりける 「題知らず 源宗于朝臣 冷ややかになってゆく人の言の葉こそが秋より前の紅葉だったのだなあ... 2024.08.27 古典
古典 《心の中に吹く秋風》 題しらす とものり あきかせはみをわけてしもふかなくにひとのこころのそらになるらむ (787) 秋風は身を分けてしも吹かなくに人の心の空になるらむ 「題知らず 友則 秋風は殊更身を分けて吹かないのに、どうして人の心が上の空になっているのだろ... 2024.08.26 古典