古典 《消えていく心》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた みふのたたみね かきくらしふるしらゆきのしたきえにきえてものおもふころにもあるかな (566) 掻き暗し降る白雪の下消えに消えてもの思ふ頃にもあるかな 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 壬生忠岑 空を暗くして降... 2023.12.06 古典
古典 《川藻》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり かはのせになひくたまものみかくれてひとにしられぬこひもするかな (565) 河の瀬に靡く玉藻のみ隠れて人に知られぬ恋もするかな 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 川の瀬に靡く藻が水に隠れるよう... 2023.12.05 古典
古典 《霜の儚さ》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた 紀とものり わかやとのきくのかきねにおくしものきえかへりてそこひしかりける (564) 我が宿の菊の垣根に置く霜の消えかへりてぞ恋しかりける 「寛平御時の后の宮の歌合の歌 紀友則 我が宿の菊の垣根に置く霜のよ... 2023.12.04 古典