古典 《池の秋》 池のほとりにてもみちのちるをよめる みつね かせふけはおつるもみちはみつきよみちらぬかけさへそこにみえつつ (304) 風吹けば落つる紅葉葉水清み散らぬ影さへ底に見えつつ 「池の辺で紅葉が散るのを詠んだ 躬恒 風が吹くと落ちる紅葉葉は、水... 2023.02.03 古典
古典 《新たなる定義》 しかの山こえにてよめる はるみちのつらき やまかはにかせのかけたるしからみはなかれもあへぬもみちなりけり (303) 山川に風の架けたる柵は流れも敢へぬ紅葉なりけり 「滋賀の山越えで詠んだ 春道列樹 山川に風が架けている柵は流れ切ることも... 2023.02.02 古典
古典 《水の秋》 たつた河のほとりにてよめる 坂上これのり もみちはのなかれさりせはたつたかはみつのあきをはたれかしらまし (302) 紅葉葉の流れざりせば竜田河水の秋をば誰か知らまし 「竜田川の辺で詠んだ 坂上是則 もし紅葉の葉が流れなかったら、龍田河は... 2023.02.01 古典