古典 《主役は秋萩》 むかしあひしりて侍りける人の、秋ののにあひて物かたりしけるついてによめる みつね あきはきのふるえにさけるはなみれはもとのこころはわすれさりけり (219) 昔逢ひ知りて侍りける人の秋の野に逢ひて物語しけるついでに詠める 躬恒 秋萩の古枝... 2022.09.06 古典
古典 第二百五段 起請文の是非 比叡山に、大師勧請の起請といふ事は、慈恵僧正書き始め給ひけるなり。起請文といふ事、法曹にはその沙汰なし。いにしへの聖代、すべて起請文につきておこなはるる政はなきを、近代、この事流布したるなり。又、法令には、水火に穢れをたてず。入物には穢れあ... 2022.09.05 古典
古典 《秋の連想》 これさたのみこの家の歌合によめる 藤原としゆきの朝臣 あきはきのはなさきにけりたかさこのをのへのしかはいまやなくらむ (218) 秋萩の花咲きにけり高砂の尾の上の鹿は今や鳴くらむ 高砂:兵庫県高砂市付近の地名。 「是貞親王の家の歌合わせの歌... 2022.09.03 古典