古典 《山越えの清涼》 おとは山をこえける時に郭公のなくをききてよめる きのとものり (142)おとはやまけさこえくれはほとときすこすゑはるかにいまそなくなる音羽山今朝越え来れば郭公梢遥かに今ぞ鳴くなる「音羽山を越えた時に郭公の鳴く声を聞いて詠んだ 紀友則音羽山... 2022.03.10 古典
古典 第百二十九段 子どもの心 顔回は、志、人に労を施さじとなり。すべて、人を苦しめ、物を虐ぐる事、賤しき民の志をも奪ふべからず。又、いとけなき子をすかし、おどし、言ひ恥づかしめて興ずる事あり。おとなしき人は、まことならねば、事にもあらずと思へど、幼き心には、身にしみて恐... 2022.03.09 古典
古典 《旅する郭公》 題しらす よみ人しらすけさきなきいまたたひなるほとときすはなたちはなにやとはからなむ (141)今朝来鳴き未だ旅なる郭公花橘に宿は借らなむ「今朝やって来て鳴き未だ旅にある郭公よ、花橘に宿は借りてほしい。」「郭公」で切れる。郭公に呼びかけてい... 2022.03.08 古典