古典 六つの歌の様② よつには、たとへうた、 わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすとも といへるなるべし。 たとへうた:自然の風物をかりてそこに作者の心情を託した歌。 この歌の意は、次の通りである。 「私の恋は、歌に詠んだとしても読み尽き... 2021.04.03 古典
古典 六つの歌の様① そもそも、うたのさま、むつなり。からのうたにも、かくぞあるべき。 「そもそも、うたのさま、むつなり」と根拠抜きで説く。「からのうたにも、かくぞあるべき」は、漢詩もそうであることが、その根拠ではなく、当然の結果としてあげられている。詩には、言... 2021.04.02 古典
古典 和歌の歴史的正統性 このうた、あめつちのひらけはじまりける時より、いできにけり。しかあれども、世につたはることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、あらかねのつちにては、すさのをのみことよりぞ、おこりける。ちはやぶる神世には、うたのもじもさだまら... 2021.04.01 古典