古典 梅の枝と白雪と鶯 雪の木にふりかかれるをよめる 素性法師 はるたてははなとやみらむしらゆきのかかれるえたにうくひすのなく (6) 春立てば花とや見らむ白雪の掛かれる枝に鶯の鳴く 「雪が木に降りかかっているのを詠んだ 立春になったので、花と見ているのだ... 2021.04.27 古典
古典 第三段 男たる者、色を好むべし よろづにいみじくとも、色好まざらん男は、いとさうざうしく、玉の巵(さかづき)の当(そこ)なき心地ぞすべき。 露霜にしほたれて、所定めずまどひ歩き、親のいさめ、世のそしりをつつむに心の暇なく、あふさきるさに思ひ乱れ、さるは独り寝がちに、まどろ... 2021.04.26 古典
古典 梅の枝と鶯と雪 題しらす よみ人しらす うめかえにきゐるうくひすはるかけてなけともいまたゆきはふりつつ (5) 梅が枝に来居る鶯春かけて鳴けども未だ雪は降りつつ 春かけて:春になって。春に至って。 「梅の枝に来ている鶯は、春になって鳴くけれど、未だ雪... 2021.04.24 古典