古典 歌を詠むことの意義 十六日、かぜなみやまねばなほおなじところにとまれり。たゞうみになみなくしていつしかみさきといふところわたらむとのみなむおもふ。かぜなみともにやむべくもあらず。ある人のこのなみたつをみてよめるうた、 「しもだにもおかぬかたぞといふなれどなみの... 2020.11.12 古典
古典 風浪止まず 十六日、かぜなみやまねばなほおなじところにとまれり。たゞうみになみなくしていつしかみさきといふところわたらむとのみなむおもふ。かぜなみともにやむべくもあらず。ある人のこのなみたつをみてよめるうた、 「しもだにもおかぬかたぞといふなれどなみの... 2020.11.11 古典
古典 似つかわしい歌 十五日、けふあづきがゆにずくちをしく、なほひのあしければゐざるほどにぞけふはつかあまりへぬる。いたづらにひをふればひとびとうみをながめつゝぞある。めのわらはのいへる、 「たてばたつゐればまたゐるふくかぜとなみとはおもふどちにやあるらむ」 い... 2020.11.10 古典