古典

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物足りなさ

廿九日、おほみなとにとまれり。くすしふりはへてとうそ白散さけくはへてもてきたり。こころざしあるににたり。 問「こころざしあるににたり」から、「くすし」に対するどんな思いが読み取れるか、答えなさい。 薬師は、わざわざ屠蘇白散を届けてくれた。正...
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薬師の贈り物

廿九日、おほみなとにとまれり。くすしふりはへてとうそ白散さけくはへてもてきたり。こころざしあるににたり。 廿九日、大湊に泊まれり。薬師ふりはへて屠蘇白散酒加へて持て来たり。志あるに似たり。 ふりはへて:わさわざ。ことさらに。 屠蘇白散:どち...
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心が伴わない贈り物

廿八日、うらどよりこぎいでゝおほみなとをおふ。このあひだにはやくのかみのこやまぐちのちみね、さけよきものどももてきてふねにいれたり。ゆくゆくのみくふ。 ようやく舟が動き出した。門出からもう一週間も経っているのにほとんど進んでいない。この間に...