古典 《道真への挑戦》 朱雀院のならにおはしましたりける時にたむけ山にてよみける 素性法師 たむけにはつつりのそてもきるへきにもみちにあけるかみやかへさむ (421) 手向けには綴りの袖も切るべきに紅葉に飽ける神や返さむ 「朱雀院が奈良にいらっしゃた時に手向山で詠... 2023.06.20 古典
古典 《紅葉の幣》 朱雀院のならにおはしましたりける時にたむけ山にてよみける すかはらの朝臣 このたひはぬさもとりあへすたむけやまもみちのにしきかみのまにまに (420) このたびは幣も取り敢へず手向山紅葉の錦神のまにまに 「朱雀院が奈良にいらっしゃた時に手... 2023.06.19 古典
古典 《返歌の妙》 みここのうたを返す返すよみつつ返しえせすなりにけれは、ともに侍りてよめる きのありつね ひととせにひとたひきますきみまてはやとかすひともあらしとそおもふ (419) 一年に一度来ます君待てば宿貸す人もあらじとぞ思ふ 「親王が歌を返す返す詠... 2023.06.17 古典