古典 《雪の梅》 題しらす よみ人しらす/この歌は、ある人のいはく、柿本人まろか歌なり うめのはなそれともみえすひさかたのあまきるゆきのなへてふれれは (334) 梅花それとも見えず久方の天霧る雪のなべて降れれば 「題知らず 詠み人知らず/この歌は、或人が言... 2023.03.10 古典
古典 《春近き雪》 題しらす よみ人しらす けぬかうへにまたもふりしけはるかすみたちなはみゆきまれにこそみめ (333) 消ぬが上に又も降り敷け春霞立ちなばみ雪稀にこそ見め 「題知らず 詠み人知らず 消えない上にまた降り敷け。春霞立ってしまったならば、雪は希に... 2023.03.09 古典
古典 《雪の幻想》 やまとのくににまかれりける時に、ゆきのふりけるを見てよめる 坂上これのり あさほらけありあけのつきとみるまてによしののさとにふれるしらゆき (332) 朝ぼらけ有り明けの月と見るほどに吉野の里に降れる白雪 「大和の国に行った時に、雪が降っ... 2023.03.08 古典