古典 《無常への悲しみ》 寛平御時きさいの宮の歌合のうた よみ人しらす ゆきふりてとしのくれぬるときにこそつひにもみちぬまつもみえけれ (340) 雪降りて年の暮れぬる時にこそつひに紅葉ぬ松も見えけれ 「寛平御時后の宮の歌合の歌 詠み人知らず 雪が降って年が暮れて... 2023.03.17 古典
古典 《雪の大晦日の思い》 年のはてによめる 在原もとかた あらたまの年のをはりになることに雪もわか身もふりまさりつつ あらたまの年の終はりになる毎に雪も我が身もふり勝りつつ (339) 「年の果てに詠んだ 在原元方 年が終わりになる毎に雪も我が身も降り勝り古り勝り... 2023.03.16 古典
古典 《大晦日の心情》 物へまかりける人をまちてしはすのつこもりによめる みつね わかまたぬとしはきぬれとふゆくさのかれにしひとはおとつれもせす (338) 我が待たぬ年は来ぬれど冬草のかれにし人は訪れもせず 「よそへ行った人を待って師走の終わりの日に詠んだ 躬... 2023.03.15 古典