古典 《圧倒的な紅葉》 これさたのみこの家の歌合によめる たたみね あめふれはかさとりやまのもみちははゆきかふひとのそてさへそてる (263) 雨降れば笠取山の紅葉葉は行き交ふ人の袖さへぞ照る 「是貞の親王の家の歌合で詠んだ 忠岑 雨が降れば笠取山の紅葉葉は行き... 2022.12.17 古典
古典 第二百四十三段 この親にしてこの子あり 八になりし時、父に問ひて言はく、「仏は如何なるものにか候ふらん」といふ。父が言はく、「仏には人のなりぬるなり」と。又問ふ、「人は何として仏には成り候ふやらん」と。父又、「仏の教へによりてなるなり」と答ふ。又問ふ、「教へ候ひける仏をば、なにが... 2022.12.16 古典
古典 《神の領域でさえも》 神のやしろのあたりをまかりける時にいかきのうちのもみちを見てよめる つらゆき ちはやふるかみのいかきにはふくすもあきにはあへすうつろひにけり (262) ちはやぶる神の斎垣に這ふ葛も秋には敢へず移ろひにけり 「神の社の辺りを通った時に玉垣の... 2022.12.15 古典