古典 《季節の先取り》 題しらす よみ人しらす ちはやふるかみなひやまのもみちはにおもひはかけしうつろふものを (254) ちはやぶる神南備の山紅葉葉に思ひは掛けじ移ろふものを 「神南備の山の紅葉した葉に思いは掛けまい。散っていくのだから。」 「ちはやぶる」は「神... 2022.11.26 古典
古典 第二百三十八段 兼好の自慢話 その三 ~漢詩~ 一、常在光院の撞き鐘の銘は、在兼卿の草なり。行房朝臣清書して、鋳型にうつさせんとせしに、奉行の入道、かの草を取り出でて見せ侍りしに、「花の外に夕を送れば、声百里に聞ゆ」と言ふ句あり。「陽唐の韻と見ゆるに、百里あやまりか」と申したりしを、「よ... 2022.11.25 古典
古典 《神を感じる秋》 題しらす よみ人しらす かみなつきしくれもいまたふらなくにかねてうつろふかみなひのもり (253) 神無月時雨も未だ降らなくに予て移ろふ神南備の森 かみなひのもり:神のいます森の意。ここでは、奈良県斑鳩町にある森。 「神無月に時雨もまだ降ら... 2022.11.24 古典