古典 《美しい理由》 これさたのみこの家の歌合によめる たたみね ひさかたのつきのかつらもあきはなほもみちすれはやてりまさるらむ (194) 久方の月の桂も秋は猶紅葉すればや照りまさるらむ 「是貞親王の家の歌合に詠んだ 忠岑 月の桂の木も秋はやはり紅葉するの... 2022.07.09 古典
古典 第百七十八段 望ましい振る舞い 或所の侍ども、内侍所の御神楽を見て、人に語るとて、「宝剣をばその人ぞ持ち給ひつる」などいふを聞きて、内なる女房の中に、「別殿の行幸には、昼の御座の御剣(ぎょけん)にてこそあれ」と、しのびやかに言ひたりし、心にくかりき。その人、古き典侍(ない... 2022.07.08 古典
古典 《答えの出ない秋》 これさたのみこの家の歌合によめる 大江千里 つきみれはちちにものこそかなしけれわかみひとつのあきにはあらねと (193) 月見れは千々に物こそかなしけれ我が身一つの秋にはあらねど 「是貞親王の家の歌合に詠んだ 大江千里 月を見るとあれこ... 2022.07.07 古典