古典 第百二十二段 何を身に付けるべきか 人の才能は、文あきらかにして、聖の教えを知れるを第一とす。次には手書く事、むねとする事はなくとも、是を習ふべし。学問に便あらんためなり。次に医術を習ふべし。身を養い、人を助け、忠孝のつとめも、医にあらずはあるべからず。次に、弓射、馬に乗る事... 2022.02.21 古典
古典 《春の名残惜しさ》 亭子院の歌合のはるのはてのうた みつね けふのみとはるをおもはぬときたにもたつことやすきはなのかけかは (134) 今日のみと春を思はぬ時だにも立つことやすき花の影かは 「亭子院の歌合の春の果ての歌 凡河内躬恒 今日を限りと思わない時でさ... 2022.02.19 古典
古典 第百二十一段 家畜の是非 養ひ飼ふものには、馬・牛。繋ぎ苦しむるこそいたましけれど、なくてかなはぬものなれば、いかがはせん。犬は、守り防ぐつとめ、人にもまさりたれば、必ずあるべし。されど、家ごとにあるものなれば、殊更に求め飼はずともありなん。その外の鳥・獣、すべて用... 2022.02.18 古典