2022-02

古典

《夏の中の春》

う月にさけるさくらを見てよめる  紀としさた あはれてふことをあまたにやらしとやはるにおくれてひとりさくらむ  (136) あはれてふ言をあまたにやらじとや春に遅れてひとりさくらむ 「四月に咲いている桜を見て詠んだ  紀利貞 『ああ素晴らし...
古典

第百二十三段   贅沢を戒める

無益のことをなして時を移すを、愚かなる人とも、僻事する人とも言ふべし。国のため、君のために、止むことを得ずしてなすべき事多し。その余りの暇、幾ばくならず。思ふべし、人の身に、止むことを得ずしていとなむ所、第一に食ふ物、第二に着る物、第三に居...
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古今集 巻三:夏 《夏の訪れ》

題しらす  よみ人しらす(このうた、ある人のいはく、かきのもとの人まろかなり) わかやとのいけのふちなみさきにけりやまほとときすいつかきなかむ (135) 我が宿の池の藤波さきにけり山郭公いつか来鳴かむ 「我が家の池の藤の花が咲いたことだな...