古典 《山桜を独占できない》 題しらす よみ人しらす やまさくらわかみにくれははるかすみみねにもをにもたちかくしつつ (51) 山桜我が見に来れば春霞峰にもをにもたち隠しつつ 峰:山の頂上 を:山の稜線。尾根。 つつ:「・・・し続けていることだなあ。」和歌で余情・詠嘆を... 2021.08.10 古典
古典 第四十一段 説教もタイミングが重要 五月五日、賀茂の競べ馬を見侍りしに、車の前に雑人立ち隔てて見えざりしかば、各おりて、埒のきはに寄りたれど、ことに人多く立ちこみて、分け入りぬべきやうもなし。かかる折に、向ひなるあふちの木に、法師の登りて、木の股についゐて物見るあり。とりつき... 2021.08.09 古典
古典 《山桜を独占する》 題しらす よみ人しらす やまたかみひともすさめぬさくらはないたくなわひそわれみはやさむ (50) 又は、さととほみ人もすさめぬ山さくら 山高み人もすさめぬ桜花甚くな詫びそ我見はやさむ 里遠み人もすさめぬ山桜 すさむ:心のおもむくままに慰み... 2021.08.07 古典