古典 思ふこと堪へぬ時の業 かくのぼるひとびとのなかに京よりくだりしときに、みなびと子どもなかりき。いたれりしくににてぞ子うめるものどもありあへる。ひとみなふねのとまるところにこをいだきつゝおりのりす。これをみてむかしのこのははかなしきにたへずして、 「なかりしもあり... 2021.01.07 古典
古典 昔の子の母 かくのぼるひとびとのなかに京よりくだりしときに、みなびと子どもなかりき。いたれりしくににてぞ子うめるものどもありあへる。ひとみなふねのとまるところにこをいだきつゝおりのりす。これをみてむかしのこのははかなしきにたへずして、 「なかりしもあり... 2021.01.06 古典
古典 貫之の影 九日、こころもとなさにあけぬからふねをひきつゝのぼれどもかはのみずなければゐざりにのみゐざる。このあひだにわだのとまりのあかれのところといふところあり。よねいをなどこへばおこなひつ。かくてふねひきのぼるになぎさの院といふところをみつゝゆく。... 2021.01.05 古典