古典 二十二日に 廿二日に、いづみのくにまでとたひらかに願たつ。ふじはらのときざねふなぢなれむまのはなむけす。かみなかしもゑひあきていとあやしくしほうみのほとりにてあざれあへり。 この部分に漢字を当てると次のようになる。 「二十二日に、和泉の国までと平らかに... 2020.09.16 古典
古典 見送りのいろいろ かれこれしるしらぬおくりす。としごろよくくらべつるひとびとなむわかれがたくおもひてそのひしきりにとかくしつゝのゝしるうちによふけぬ。 「かれこれ」は対象を大雑把に捉える言い方である。対象を個別に捉える意識が薄い。それは、「これかれ」と比べて... 2020.09.15 古典
古典 見送る人々 をとこもすなる日記といふものを、をむなもしてみむとてするなり。それのとしのしはすのはつかあまりひとひのいぬのときにかどです。そのよしいさゝかものにかきつく。あるひと、あがたのよとせいつとせはてゝれいのことゞもみなしをへて、げゆなどとりて、す... 2020.09.14 古典