古典 第十九段 四季への思い ~春~ 折節のうつりかはるこそ、ものごとにあはれなれ、「もののあはれは秋こそまされ」と人ごとにいふめれど、それもさるものにて、今一きは心もうきたつものは、春の気色にこそあめれ、鳥の声などもことの外に春めきて、のどやかなる日影に、垣根の草萌えいづるこ... 2021.06.02 古典
古典 《名残の雪の若菜摘み》 仁和のみかとみこにおましましける時に、人にわかなたまひける御うた 仁和のみかと きみかためはるののにいててわかなつむわかころもてにゆきはふりつつ (21) 君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ 仁和のみかど:第58代光孝天皇... 2021.06.01 古典