古典 今の国司への批判 しろたへのなみちをとをくゆきかひてわれににべきはたれならなくに この日も、文末に「けり」が使われている。すべて経験ではなく、確認だからである。書き手の女が誰かから聞いたことを書いている。文末が前後の日と明らかに違っている。「べし」を使ってい... 2020.09.26 古典
古典 ゑひごとに 廿六日、なほかみのたちにてあるじしののゝしりて郎等までにものかづけたり。からうたこゑあげていひけり。やまとうた、あるじもまらうどもことひともいひあへりけり。からうたはこれにはえかかず。やまとうたあるじのかみのよめりける、 みやこいでゝきみ... 2020.09.25 古典
古典 推定と確認 廿五日、かみのたちよりよびにふみもてきたなり。よばれていたりてひひとひよひとよとかくあそぶやうにてあけにけり。 これは、今の国司による公式の馬の鼻向けだろう。手紙による正式依頼が来る。今までのは送る側が訪ねて来たけれど、今回は立場上今の国司... 2020.09.24 古典