活用語(動詞・形容詞・形容動詞・助動詞のこと)には、次に来る語に従って語が6つの形に変化する。意味は同じで形が違う。それを活用と言う。(厳密に言うほどややこしくなるけれど、現代語なら普段普通に使っている。それを応用すればいい。) 動詞「知る」なら、 〈知ら(ず)・知り(たり)・知る(。)・知る(とき)・知れ(ば)・知れ〉 これを順に、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形と言う。
未然形の意味は、〈未だしからず〉(=まだそうなっていない)「ず」や「む」が付く。連用形の意味は、〈用言につらなる〉用言の他には「けり」や「たり」などが付く。 終止形の意味は、文字通りそこで終わるとの形 連体形の意味は、〈体言につらなる〉体言は名詞のこと。 已然形の意味は、〈既にしかる〉(=もうそうなっている)「ば」や「ども」が付く。 命令形の意味は、文字通り命令するときの形。
ただ、用言の場合はわかりやすいけど、助動詞の中には全く形が違うものもある。 たとえば、経験を表す「き」は順に〈せ・○・き・しか・○〉と活用する。(○はその活用が無いことを示す。)まあ、これらは出てきたところで覚えるしかない。
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